iGEMとは

合成生物学の世界大会iGEM (The International Genetically Engineered Machine competition) について説明します。

大会の概要

The International Genetically Engineered Machine competition (iGEM) は、マサチューセッツ工科大学 (MIT) で毎年11月ごろ開催される合成生物学の大会です。世界各国から100チーム以上が参加し、合成生物学の大会としては世界最大規模を誇ります。参加者は主に学部生もしくは院生ですが、高校生が参加するなどの例外もあります。

参加チームはまテーマを決定します。内容は合成生物学に関することならば自由です。直感的にわかりやすくユニークなテーマとしては、 「大腸菌で作った血液」や、「大腸菌で作ったアロマ」などがあります。もちろん、本格的な研究に近いテーマを設定するチームもあります。ちなみに2008年度の京都チームでは、「大腸菌を使ってタイタニックを引き上げる」という奇抜なテーマに取り組みました。テーマが決まれば討論を重ねて細部を詰め、夏休みを利用して実験に取り組みます。そして結果をまとめ、Wikiやプレゼンテーション、ポスターを完成させ、ボストンMITで発表します。

大会ではまず予選のプレゼンテーションを行います。その中から優秀な6チームが決勝に進み、優勝チームが決定されます。優れたパーツやWikiなどを作成したチームにも特別賞が送られます。また、大会結果とは直接関係ないものの、iGEMへの貢献度(期限内に求められた仕事を行ったか、他チームのサポートをしたか)などにより、金・銀・銅メダルも複数のチームに授与されます。

残念ながらiGEMは日本であまり知られていませんが、海外ではCNNやNational Geographic誌などで大会が紹介され、メルクやファイザーといった製薬会社などがスポンサーについているチームもあります。京都チームでは注目度向上のための活動を積極的に行っており、朝日新聞や雑誌に掲載されるなど成果をあげています。

参加者の活動内容

iGEM参加者の仕事は次のようなものがあります。

これらの仕事は個人で1つを分担するのではなく、共同作業として行われます。

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